It's OK, isn't it?

奥ノ矢佳奈ちゃんをはじめ、Jr.アイドルたちを応援するブログ。

「アイドルは脱いではいけない。女優は脱がなければならない」。アイドル評論家・北川昌弘の名言です。(僕はこの人をイベント会場で見るといつも気分が壊れるのですがそれはともかく)、まことにその通りと言う他ありませんが、そういった意味で、今の日本の芸能界に、真に女優と呼べる人がどれほどいるでしょう。
などという話は映画やドラマを体系的に見てるわけでもない僕が言えた義理ではないので置いとくとして、さてこのブログのテーマである「小さな女優さん」についてです。(ここであわてて付け加えると、「脱がなければならない」というのは、なにも女優は全員すっぱだかになれという意味ではなく、女優としての姿勢みたいなものを象徴的に言った言葉であって、というか、要するに「しかるべき場面ではしかるべきことをしなければならない」ということでしょう)。
さて昨年夏に放送されて話題になった『女王の教室』は、内容もさることながら「ジュニア女優時代の幕開け」という意味でも画期的だったわけですが、その2トップであったところの志田未来と福田麻由子は、事務所的に「子役ではなく本格女優です」であるからして、「難しい役」をさせているわけなんでしょう。しかし近年、ジュニア世代の女優にあって真に「体を張った」演技を見せたのは、昨年3月、TBSテレビ放送50周年スペシャルドラマとして放送された『青春の門 ―筑豊篇―』における福地亜紗美をおいて他にありません。


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(いや他に園子温監督「奇妙なサーカス」の桑名里瑛がいるけどそれはまた別の機会に。彼女がFLASH EXのU-19アイドルランキングでいきなり20位に入っていたのは、北川がこの映画を見て興奮したからか)。
福地亜紗美といっても知らない人がほとんどでしょうが、奥ノ矢佳奈ちゃんと並ぶファイブ☆エイトの2大看板女優であって、陽を代表するのが佳奈ちゃんなら陰を代表するのがこの亜紗美ちゃんということになります。

――とここまで長い前置きを勢い込んで書いてきたわけですが、実はこの後の文章をうまくつなげることが出来ません。ともあれ五木寛之の代表作『青春の門』には、主人公信介とヒロイン織江の、幼き日の「夏の日の秘密」という重要なシーンがあるのですが、このドラマではかなりの程度それを原作に忠実に再現しているのです。そのうえ織江の側に、原作にはない、監督の妄想の入った大人寄りの、やけにリアルな表情付けまでなされて。これを演じ切った福地亜紗美ちゃんには最大限の賛辞を送らずにはいられません。もっとも撮影当時まだ小4だったはずの彼女に、女優としての姿勢云々など問えるはずもなく、また「あのクラスの事務所であるがゆえに」このような仕事が回ってきたとも言え、監督がどんな顔をして演技指導したのかが周囲がどんなフォローをしたのかが非常に気になるわけですが。

福地亜紗美-青春の門実は彼女は原作のイメージ(色白)とは少し違うのですが、作品世界には見事にはまっています。同世代で唯一、いわゆる「女優」という雰囲気を漂わせた邑野みあの子供時代役としても違和感がありません(彼女ももちろん「体当たり演技」を)。
「青春の門」は映画やドラマとして何度かリメイクされていて、僕は「吉永小百合・大竹しのぶ版」と「松阪慶子・杉田かおる版」は見たことがあるのですが、比較して感じ入るのが、過去の版では、幼少期を演じている子役はあくまで匿名的な一子役としての扱いなのに、わが福地亜紗美は(そして信介役の泉澤祐希も。「白夜行」で福田麻由子の相手役もしていましたね)、「一人前」として扱われていることで、放送が「女王の教室」のさらに数ヶ月前だったことを思えば、これはなかなか画期的なことと言えないでしょうか。(もうひとつ感じるのが、過去の版では、人や風景の佇まいや雰囲気が、まだ作品の描く昭和10〜20年代と地続き(時続き)の感じがするのに、今作では完全に断絶していることで、という話は長くなるのでやめましょう)。

ところでこんな記事を見つけました。
http://blog.livedoor.jp/kaz1023/archives/50527083.html
この「緑山ロケ」というのが「青春の門」のことに違いありません(立ち会った?)。
実は亜紗美ちゃんには一度だけ会ったことがあるのですが、体は小さいのに、みょーに大物感があって、なんだか「見下されている」ように感じたものです(笑。そういえば邑野みあにも会ったことあるんだよなー)。そんな彼女、それ以前にも蜷川幸雄や長塚圭司の舞台に出るなど実績を積んでいたのですが、06年2月放送のドラマ「キッチンウォーズ」では「主役の天海祐希とやり合う娘」という大役を射止めます。もっとも、平成のエリート階級の子女というややミスマッチ気味の役だったので、つまりあの「青春の門」は、業界的に密かにインパクトがあったってことなんだなーなどと邪推したものですが。
そしてあさって24日、フジテレビ系 21:00〜 『虹を架ける王妃』にも出演します。人物相関図を見る限り、誰かの子供時代役ということではなく、菅野美穂の妹役ということなのでしょうか(6歳年下の設定だが…)。僕は亜紗美ちゃんのことを、「スペシャルドラマの王女様」と密かに呼んでいるのですが、ついにそれにふさわしい役が来たようです。

そうそう、彼女、「ちゃお」のCMや誌面に「今時の等身大の小学生」という雰囲気で出てたりするんだけど、「青春の門」のイメージが強すぎて、なんか違和感があるんだよなー。

#ドラマ終わりのタイミングだし、佳奈ちゃんのイベントにも、ゲストで来てくれるといいんだけど...

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